「明、お前赤点じゃねーかよ。」
神楽諒は明の目の前に広げてある英語のテストを覗いた。
「・・・・日本人が他の言語を勉強する必要なんてないでしょ。別にい〜いのっ!!」
無茶苦茶な反応だったが、諒とは全く同じ意見だった。
そういえば、俺もあったなぁ・・・・。



「ぅげぇ!!!!!何だこれ!!」
「それはこっちの台詞だ神楽。他のテストは学年で一位、二位ばかりなのになんで英語は赤点なんだ。
 お前は俺のことが嫌いなのか?」
外国語担当の誌理餅先生は溜息混じりで諒に問う。
「いやぁ、俺、別に自分の母国の国から出たくないんで別に英語なんて必要ないと。」
「軍人になりたい人間がそんな事言ってたら、10年後になっても雪祭り会場のセー●ームーンを作る運命
 だぞ?いいのか神楽。」
「それは困る。」
「他の国を飛び回るなら外国語は必須、お前ならできるから頑張れよ。」
「・・・・・でも・・・・面倒臭・・・。」
そう言うと誌理餅先生はにこっと笑って耳打ちした。
「辛い時はセー●ームーンを作る自分を想像しなさい」

  やる気が出た。


「・・・・・・。」
急に黙り込んだ諒を見て明は不審に感じ、どうしたのと声をかける。
そして急に彼自身の顔をパンパンと叩いて気合を入れる諒。
「よし、セー●ームーン!!」
「はあ?!」
「明、これから英語教えてやる!!」
「は?諒、英語できるの?」
「勿論な。昔セー●ームーンに鍛えられたからな!」

 は?セー●ームーンとお知り合い?

「・・・・意味わかんない・・・。」
変な気合の入り方、というか普通じゃない彼の様子にしばし彼女は気が確かか気掛かりだった。
「よし、やるぞ!!!」
彼は時々何を考えているかわかりません。

12月28日、時雨沢明。




    ■米。(コメント)

お題初めてやりました。
続くかどうか本当に微妙です。
なんていうか・・・・絵のみだと寂しいかなっておもって文章もつけたし・・・。
一体セー●ームーンって・・・・。





 
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